2011年3月25日金曜日

運び屋


 
 感傷的になっているのか、はるか昔、一人でアメリカ西海岸をレンタカーで走り回っていた頃を、思い出した。 サラリーマンを辞め、不安定な時期だった。

 日本にGAPのストアーができる何年も前の事だ。 渋谷の有名アメリカンカジュアルショップに、
GAPのポケット付きTシャツが置かれ、雑誌ポパイに掲載された。

 爆発的に売れたのだと思う。 プライスは¥3,800.-  ディスカウントチケットを買い、ノースウエストのエコノミークラスに乗り込んだ。 LAXに着きAvisのバスに乗り、小型車を借り、街を目指した。 ホテルは予約していない。 どこにどの様にしてチェックインしたのか覚えていない。

 適当に走り、でかいGAPがあると、車を停め店に入る。 お目当てのTシャツを探す。 色は白、黒、グレーが人気だ。 USAサイズなので、XLはだめだ。 気になるプライスは、10ドル50。
当時のレートで1,000円くらいか。

 軽い暴露になるが、割と儲けがある。 自分の店があればまるまる。 私は店を持っていなかったので、小売店に卸す。 3,800円の六掛け、2,280円になる。

 誤解もないと思うが、これはバイヤーとは言わない。 ”運び屋” だろう。

   長くなりそうです。 また書きます。




 

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