2011年3月22日火曜日

お客様 ?





 大地震後、生活物資を供給する小売店は、基本的に営業を継続していた。 大手企業、とりわけヨーロッパ、高級ブランド会社等は、そのビジネスの性格上、休業体制をとり、本日より業務再開のところもあるそうだ。

 お客様、社員への心遣い。 安全への配慮。




 随分昔、まだユーロではなく、フランだった頃、会社の出張でパリへ行った。 アメリカンカジュアルウェアのバイヤーだった私は、あたりまえだが、アメリカには定期的に通っていた。




 年間5~6回出張し、一年のうち2か月間アメリカに滞在した。 4年ほどそれを続け、たまには、ヨーロッパへ行ってみようとなったわけだ。 

 ルーブル美術館の近所にアンティーク家具店を見つけた。 入口はロックされていた。 中の店員と目が合うと、ブーンと言う小さなモーター音を伴い、ドアは解錠された。 アメリカでも経験があったので抵抗はなかった。 中に入った。

 自分の生活に、何の接点もない物の数々。 しまった! 金髪をコンパクトに結い上げ、茶系のスーツを纏った、恐ろしく上品な女性が英語で話し掛けてきた。 仕方なく目の前にあったデスクのプライスを尋ねた。

 ............、良く聞き取れず ?  彼女は大きめの電卓に、10,000,000.- を表示して見せてくれた。
ジャパニーズ 円? と私。 ウイ と言われた。



 間接情報だが、本日業務を開始したビッグネームの日本ブランチに、先々週までいたフランスの方々が、今日は不在らしい。





    
 ルーブル前に、こんな感じで乗り付けたら、カッコイイじゃん!!!

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